2018年11月14日

「北嶺町の家」-進化する建築

先日 10数年ぶりに室伏次郎さんのご自宅「北嶺町の家」を訪問させていただきました.
RC4階建てで築47年のこの建物はその歴史の中でその時々のニーズに合わせて進化し続けている凄い建築です.
自分が設計した建築も年を重ね、お子さんが大きくなったり、家族の形態が変化したりしてリノベートすることも多くなりました.
最近では家びらきや民泊など住宅の形態も少しずつ変化もしています.
可変であることの重要性を考える機会が増えた近年ですが、こんな柔軟な建築が47年前に出来ていることに改めて感激しました.

室伏邸のシンボルの大きな真四角の窓.当然開きます.
kitaminemachi house181013_2.JPG

そしていつからか屋上はオリーブ畑になっていました.伺った時はオリーブ収穫祭でした.積んだオリーブを苛性ソーダにつけて渋抜きをしその後苛性ソーダを抜いてから2週間ぐらい置くと食べられるようになるそうです.kitaminemachi house181013_1.JPG
posted by 小西 けい at 07:20| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月31日

家づくり-助成-不燃化特区

7月から8回にわたって行われている某区主催の不燃化特区相談会に参加させていただいています.
不燃化特区とは東京都と区が、木密地域の不燃化を支援、助成をすることで災害に強いまちづくり促進するために設けた制度です.
この制度は平成32年度までの取り組みで、具体的には老朽建物の解体費用や建て替えの際の設計料の助成や固定資産税や都市計画税の減免などがあります.
対象老朽建物は一定の要件があり、各自治体が決めています.対象地域も同様に定められています.
また区によっては、1棟が2棟になる場合は敵号外だとか細かな規定もありますが要件が合えば是非活用したいものです.

これからは不燃化をしつつ趣のあるまちづくりが重要ですね.

不燃化特区についてはこちら
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/mokumitu/seido.html

不燃化とはほど遠いですが、夏に訪れた法師温泉.
とても風情がありました.過密地域でなくて良かった.
20180728_hoshionsen.jpg
posted by 小西 けい at 23:47| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月11日

築地市場

築地市場が先週末最期の役目を終え閉鎖され、今日から豊洲市場がオープンしました.
移転が決まってからずっと気になっていってみたかったのですが、先月中旬にやっと訪れる機会を得ました.
行った時はせりが終わった後でしたが活気が残っていて、たくさんの種類の魚介類が、所狭しと並べられていたり、マグロの大きな塊が解体されて行く様には感激しました.
床のピンコロが長い年月でツルツルに磨かれ綺麗な陰影をつくっていました.
それぞれの仲卸のスペースには足場板のような板で一段高くなっていて洗浄もしやすくなっていて限られた空間を巧妙に利用する精巧な技が込められていました.
この空間がなくなってしまうのはもの寂しい.

水産物市場がほとんどだと思っていましたが、青果物市場でもありまさに日本の台所でした.
こちらが築地市場のアドレス.いつまで見れるかわかりませんが、平面図も見れます.
http://www.shijou.metro.tokyo.jp/info/01/


68F09029-9B20-44C7-AB2D-1E36C491775B.jpeg

95CBF425-7787-475A-8BC4-537DBD50C57F.jpeg

60087604-1A62-43B6-ACAF-EEF9E12426D1.jpeg
posted by 小西 けい at 10:34| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月30日

壁面後退

先日、某区役所主催の建築相談会で相談員をさせていただきました.
その時の相談で、間口が狭いのでなるべく敷地いっぱいに建てたい!隣地境界線と建物の間隔は最低いくつですか?という質問がありました.
これは地区計画などで壁面後退が決められているときは、それに準じなければなりません.それらがない時は、民法で50cmとなっていますが、地域で異なる習慣があったりお隣との合意が取れれば狭く出来ます、と答えると隣は自分所有のアパートなのでくっつけて建てることが出来ますか?となりました.
確かに地区計画などの規制がない場合でお隣との合意があれば、くっつけて建てることも可能で昔から長屋だったところなどは建て替えの際も隔離を取らず建てているところもあります.
しかし、離隔が取れるならば取った方が良いでしょう.建物は長年にわたり使うもので、メンテナンスなどを考えるとそれがしやすいようにきちんと離隔をとる方が良いと思います.また住環境考えてても隣とくっついていると通風が取れずカビなどの発生の原因となります.
では最低でもどのぐらいの離隔を取れば良いのかと言えば、外壁のメンテナンスをするためにも最低でも40cm以上は取っておいた方が良いと思います.
また、建物のまわりは空調の室外機や給湯器の設置場所ともなるので無駄なスペースとは考えず計画するのが重要です.



この住宅は左側の隣地との境界には塀のようなものは設置せず地盤面に境界のみがわかる印を付けています.そしてメンテナンスなどの際には越境して使用しても「お互い様」と合意しています.そうすることで防犯上の弱点になる死角をなくし、かつ、街並もすっきり綺麗になります.
kg-ex11.jpg
posted by 小西 けい at 23:52| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

室生山上公園 芸術の森-Dani Karavan

先月、奈良を訪れました.
目的は室生寺と室生山です
室生寺は昔、女人禁制だった高野山に対し女性の参詣を許したことから女人高野として親しまれたお寺です.
高低差のある境内に金堂、本堂、五重塔、奥の院などが絶妙に配置されそれらに700段以上の階段が誘います.

室生山には室生山上公園 芸術の森 があります.
ここは、地滑り対策事業の一環で公園整備されたもので、地元の彫刻家 井上武吉氏が、構想した「森の回廊計画」を元にイスラエルの彫刻家 Dani Karavanによる巨大な彫刻で、芸術公園として実現したものです.

環境と一体になりながら迫力のある彫刻は訪れたものを童心に返り、異次元の世界を楽しませてくれます.

国内の他の作品も見に行きたいと思います.
http://sdart.jp/archives/487

muroyama_dani karavan1.jpg

muroyama_dani karavan2.jpg

muroyama_dani karavan3.jpg
posted by 小西 けい at 16:31| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする