2018年02月06日

荘-kazari 2

昨年末竣工した集合住宅を新建築の2月号に掲載していただきました.
大塚聡さんとの共同設計で自分一人で設計するのとは違い、都度都度話し合いながら議論しながらものごとを決めていけたのはとても楽しく勉強になりました.

他の人と議論すると自分の考えも整理されていろいろな発見もあり面白かったです.
この集合住宅は構造躯体と設備・階段のコアを明確にする事で将来的な変化にフレキシブルに対応できるようにしています.
階段とエントランス前の曖昧な空間で構成される立体路地は新しい集合のあり方を問いかけます.

新建築 2018年2月号
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posted by 小西 けい at 11:27| Comment(0) | works | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月31日

Insula Dulcamara

先日 瀬川裕美子さんのピアノリサイタルを聞きにいきました.
ブーレーズ、メシアン、クセナキスなど神秘的な曲目が流れ、とても刺激的な時間でした.

リサイタルのタイトルが、「ドゥルカマラ島〜時間の泡は如何に?d→d〜」
パウル・クレーの作品 「ドゥルカマラ島」が主題になっていました.音楽のことは詳しくないのですが、クレーの絵は好きで 音楽とコラボレーションしているのがとても面白いと思いました.

この名前がついた島はなく、ドゥルカマラーdulcamaraーはラテン語で形容詞の甘いdulcisと苦いamarusを組み合わせた造語だそうです.
同じ名前の植物もあるようで日本語ではズルカマラ ナス科の植物で
学名はSolanum dulcamara 英語だとBittersweet nightshade.
ナスのような紫色の花に赤いかわいらしい実がつきます.ちぎったりすると甘い汁液が出て、かわいい赤い実には毒があるそうです.それでbittersweetなのでしょうか?
毒だとbitterよりもっと凄そうですが...
いずれにしても奥の深いdulcamara 絵の方ももっと好きになりました.

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2017年12月31日

荘-kazari 

神楽坂の集合住宅が完成しました.
13戸の賃貸ユニットと店舗からなっています.
振り返ると基本設計から関わらせていただき3年.すでに入居も始まっています.
建物の名称は「荘-kazari」となりました.
この「かざり」という読みは茶道でよく使われる読みだそうです.
「かざる」というと「飾」という字を使いますがこれは装飾するとか華やかさを加えるという意味ですが、「荘」は加えるのではなく、おごそかな様とか整った様という意味があるそうです.
これからもその様な建築をつくっていきたいと思っています.

今年一年もお世話になりました.
来年もよろしくお願い致します.

管理はタカギプランニングオフィスにお願いしています.
募集中のユニット詳細はこちらをご覧ください.
http://www.t-p-o.com/rentproperty/324/
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2017年11月28日

LED電球

事務所のエントランスのダウンライトを人感センサー次のLED電球に替えました.

LEDの出現で照明器具が、様変わりしています.
最初の頃は住宅用の器具でもLED交換不可のものがほとんどでしたが、今ではLED電球タイプのものが出てきました.
LEDの寿命は10年と言われていますが、住宅の場合10年ごとに家中の照明器具を取り替えるのは現実的ではないので形状やコストなどを検討し可能なものはなるべくLED電球タイプの器具を使うようにしています.
そんな状況を受けてか最近では様々な機能付きのLED電球が発売されるようになりました.

人感センサー付LED電球もその一つです.廊下やトイレなど人感センサーでのON OFFだと省エネにもなり、何と言っても器具が人感センサーつきでなくても電球を取り替えるだけで対応できるのが魅力です.
その他には停電時に点灯し、懐中電灯として使えるものや
http://www.labros.co.jp/html/magicbulbpatto.php
消臭するもの
http://luminous-led-ion.com/toiletdenkyu/shoukai/
など、効力がどのくらいかに興味がありますが、
スピーカー付きのものは少しそそられます.
http://www.sony.jp/active-speaker/products/LSPX-103E26/

防犯カメラ付きのものもありました.
https://store.shopping.yahoo.co.jp/akibaoo/4580383092800.html?sc_e=slga_pla

LEDやスマートフォンの出現でいろいろな可能性が出てきて楽しくなります.
しかし、人感センサーのものは口金E17がありますが、製造がかなり縮小されています.
それ以外はほとんど口金E26なので使用個所が制限されます.

写真は事務所のスイッチです.
輸入物のスイッチを使っています.このような設備はメーカーが作るものを使用するしかなく、メーカーの方々には素敵なものを作っていただくことを切に願うしかありません.
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2017年10月31日

「中心のある家」

数年ぶりで師匠である阿部勤さんの「中心のある家」に訪れる機会を得ました.
大学を出て実務を何も知らなかった私は建築の仕事をアルテックで一から教わりました.
今でもそれが私のべースになっています.

「中心のある家」は部屋がありません.
辞書で引くと
部屋--家の中をいくつかに仕切ったそれぞれの空間
とあります.この家はまさにその仕切りがありません.しかしたくさんの居場所が作られ、それぞれの場所は分かれているのにつながっています.
またその場所は人の体にぴったりと合って居心地の良いスペースとなっています.
作家の高村薫が新聞のコラムで
「筋書きを知らずに、ぱっと開いた1ページを読んだ時空気感があるか.小説の成否はそれで決まります.」
と書いていました.この空気感のようなものが建築にもあり、この住宅はそれが半端ない.

何度訪れてもいつも感動する住宅です.

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posted by 小西 けい at 23:57| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする