2024年08月14日

魚谷繁礼展 Re-Weaving Urban

展覧会終了直前にギャラリー間で開催していた魚谷繁礼展「都市を編む」に行ってきました.英語タイトルは、Re-Weaving Urban Fabrics.英語の方が魚谷さんのやっていることが端的に表されています.
古い町屋を新しく蘇らせる人だと思っていましたが、その奥には街への深い考察があり、Urban Fabricsの一つである町屋が、今、この先どうあるべきかを見据えて一つ一つ丁寧に編んでつくっていることよく分かりました.
ぎりぎりでしたが、行けて良かったです.

魚谷さんの京都の街のリサーチから
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2024年06月30日

紫テント_新宿梁山泊

雨の中 紫テントで新宿梁山泊の「おちょこの傘もつメアリーポピンズ」を見てきました.

新宿梁山泊の芝居は、最初は訳がわかりませんでしたが、回を重ねて見方がわかってきて最近ではとても楽しませていただいています.
特にテントので芝居は独特で迫力満点です.
テント芝居を発見した(新宿梁山泊を見るきっかけを作ってくださった紫テントの設計者大塚聡さんの言葉)のが5月に亡くなられた唐十郎さんで赤テント.その考えを受け継がれているのが金守珍さんの紫テントだそうです.
舞台も空間をつくる行為ですが、外との関わりから作ってしまうのはとても建築的な発想だと思いました.

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posted by 小西 けい at 23:12| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年06月18日

Alexander Calder

約35年ぶりに日本で開催され出ているカルダー展に行ってきました.35年前と言うとアルテックで働き始めた頃、土日も仕事をしていて展覧会に行く余裕などなかったのでしょう展覧会を見た覚えが全くありません.
カルダーのモビールはNYのJFK空港に展示されていて、NYが第二の故郷であった父も大好きだったアート作品で、今回は勇んで展覧会4日目行ってきました.実物のモビールがたくさん展示され圧巻でした.ただ欲を言うともう少し動いているところも見たかったです.
今回の展覧会にはありませんでしたが、カルダー作品はサーカスも有名で、どこかで見た記憶があるのですがどこだったか覚えていません。また拝見したいです.

写真は父がカルダーのモビールを模して作ったもので稲城の家の吹き抜けです.
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posted by 小西 けい at 23:33| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年05月31日

庭の思い出_ガーベラ

数年前に母が植えたガーベラが初めて花をつけました.
年2回植木屋さんに手入れをお願いしていますが、毎回雑草と間違えて鎌で刈り取られてしまっていたので、2年前からずっと作業に立ち合って刈り取られないように目を光らせていた努力が実りました.
母は実際には見ることは叶わなかったけれど、空から眺めて喜んでいてくれているといいなぁと思います.

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2024年05月22日

家づくり_隣地境界

世田谷の住宅の建て替え計画が動き始めました.確認申請はもう随分前に降りていましたが、予算や様々な事情により着工が出来ずにいました.
見積も取り直して、結果リーズナブルに工事契約もできてほっとしています.

以前のブログでも触れましたが、この計画は40年以上前に位置指定道路と6宅地で開発行為を行い、そこに建売の住宅が計画されました.
それぞれの宅地レベルに高低差があり、低い方に半地下のような形でコンクリートの駐車場を作ることで土留を兼ねていました.
今回の計画地は低い方の敷地のためこちらを解体すると隣地の土留がなくなってしまいます.私に設計依頼が来る前からそれをクライアントが理解されていてお隣との話し合いを既に進めていただいていたのでとても助かりました.
解体と並行して擁壁をつくります.高い敷地側に擁壁を設置するため一般的な底版のあるL型擁壁だと工事範囲も広くなり庭への影響も大きので、底版のない杭による自立型擁壁で計画することになりました.
敷地の境界部分を曖昧にしておくと、土地の評価額も下がり、代が変わるなどして将来的に問題になるケースも散見されます.
しかし、境界部分の扱いは難航することもあり、今回のように進められたことは、本当に良かったと思っています.
理解があり明哲なクライアントと隣地の方に感謝です.

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posted by 小西 けい at 13:20| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする