近年では一般的になりましたが、二世帯住宅の歴史はそれほど長くありません.
1970年代に入り、共働きの増加や高齢化から親世帯と子世帯が近くや一緒に住むことのニーズが高まって来ました.住宅都市整備公団の集合住宅でペアユニットとして二世帯住宅を想定した間取りのユニットが作られ販売され始めたのは1972年です.
1980年代後半になると二世帯住宅がさかんに取り上げられ社会に定着してきました.二世帯住宅で繰り広げられる物語をドラマにしたダブルキッチンが放映されたのも1993年です.
実際たくさんの二世帯住宅がこの頃から作られてきました.
ミニ講座では二世帯住宅の形態や家づくりでの留意点などを紹介させていただきましたが、
最近ではシェアハウスや住み開きといった新しい住まい方が見られるようになってきました.
二世帯住宅も従来のものとは違った さまざまな新しい広がりの可能性を感じているこの頃です.
この住宅は二世帯住宅として設計し、将来的に賃貸としても貸せるようにしています.
