講師には早稲田大学で木と防災の研究をしている安田昇氏を迎えました.
2010年の「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」もあり木造を取り巻く状況が変わってきました.
従来 燃えるものとして耐火性がないと扱われていた木材の研究も進み、一定の厚みがある木材には防耐火性能があることがわかってきました.さまざまな可能性が広がっています.
今回のセミナーでは、今まで単に法律で決まっているのでこの部材は木材では出来ないと思っていた内容を木材の防耐火に関わる特性や実験結果で説明していただきました.
室内の木材と外廻りの木材では防災の観点からは性格が全く異なることも学び、今後の設計に活かしていきたいと思います.
設計者が防災を意識しながらデザイン性を追求することで、新しい木材の利用方法が生まれること実感しました.
少しネット検索をしたら安井さんの書かれている記事がありました.今回のセミナーの内容とは異なりますが、木造建築の防耐火性能についてで勉強になります.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwpa/40/2/40_46/_article/-char/ja/
数日前、10年前に住宅をリノベーションしたパン屋さんにメンテナンスで伺いました.
店舗のエントランス周りは木材で作っていますが、前にシャッターを付けています.
これからいろいろな研究、実験が進むとシャッターが不要になる日も来るかもしれません.
