他の地方都市と変わらず人口減少問題に悩んでいた鶴岡市は20年ほど前に新しい産業を生み出すサイエンスパーク構想を打ち出し、鶴岡サイエンスパークにベンチャー企業を呼び込んで地方創生のモデルとなっています.しかし、21haもある広大な土地の開発は行政主導では追いつかず14haの使われていない土地が残っててしまいました。そこにできたのがSUIDEN TERRACEです.名前のまま水田の中に宿泊施設が出来ています.
設計者の坂茂さんもコスト的にかなり苦労されたのがみて取れますが、水田をそのままにしてその中に建てることを提案したそうです.ロケーションにぴったりの素敵な空間となっています.
SUIDEN TERRACEは未整備の14haの開発を市から引き継ぎ設立したヤマガタデサインが、企画運営しています.
三菱地所に勤めていた山中大介さんが、なんの所縁もない庄内に移り住み、住んでる人が必要とするものを自分たちで作ろうと設立した会社です.今では未整備地区の開発から庄内のまちづくりまで広がっています.
0から生み出すには情熱と勇気が必要で山中さんのようなことはなかなか出来ませんが、せめても今ある経験と能力を駆使して新しいことへの勇気をいつも持っていたいと思いました.
https://suiden-terrasse.yamagata-design.com/concept.html
