以前設計した住宅の建て主から今年こそガラスを2重にしたいと連絡があった.その住宅には大きな窓があるのだが、そこはいろいろな理由からシングルガラスにしてあった.数年前からその窓の手前にもう一枚ガラスを入れて2重にして断熱性を上げようという話が冬になると持ち上がっては消えていた.ちょうど住宅版エコポイントも動き出した事もあり、工事する事になった.
そこで再度今度は開口部のエコリフォームの事を調べてみた.
窓の断熱改修の基準は改修後、次世代省エネルギー基準が満たされなければならない.
この基準どういうものなのか.
地域によって求められる断熱基準が異なるが、関東以南のW地域では窓の断熱性能が熱貫流率4.65W/(u・K)以下でなければならない.しかし、その都度計算するのも面倒なのでもっとわかりやすいものはないかと調べると窓や引き戸、ガラスのはいっている扉の場合は
1. 2重窓(サッシ)両方ともガラスはシングルでOK
2. 1重窓(サッシ)でペアガラス(空気層6mm以上)
なら上記の断熱性能を満たす.窓の材質は問われない.つまりガラスが2枚はいっていてある程度気密性があれば良いという事だ.
国交省の指針にも書かれているが
http://www.mlit.go.jp/common/000038491.pdfこれは少しわかりにくい.トステムのデュオPG/SGのカタログの後ろの方にまとめてある方がわかりやすい(p980-981).
http://www2.tostem.co.jp/rp/dfw/exsas6/webcatalog/階段の後ろの一番奥の窓を工事する予定
posted by 小西 けい at 19:55|
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