2019年04月28日

木造の防耐火性能

先日 参加している委員会で「改正建築基準法の概要と木造の防耐火性能」というセミナーを開催しました.

講師には早稲田大学で木と防災の研究をしている安田昇氏を迎えました.

2010年の「公共建築物等における木材利用の促進に関する法律」もあり木造を取り巻く状況が変わってきました.
従来 燃えるものとして耐火性がないと扱われていた木材の研究も進み、一定の厚みがある木材には防耐火性能があることがわかってきました.さまざまな可能性が広がっています.

今回のセミナーでは、今まで単に法律で決まっているのでこの部材は木材では出来ないと思っていた内容を木材の防耐火に関わる特性や実験結果で説明していただきました.
室内の木材と外廻りの木材では防災の観点からは性格が全く異なることも学び、今後の設計に活かしていきたいと思います.

設計者が防災を意識しながらデザイン性を追求することで、新しい木材の利用方法が生まれること実感しました.

少しネット検索をしたら安井さんの書かれている記事がありました.今回のセミナーの内容とは異なりますが、木造建築の防耐火性能についてで勉強になります.
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwpa/40/2/40_46/_article/-char/ja/

数日前、10年前に住宅をリノベーションしたパン屋さんにメンテナンスで伺いました.
店舗のエントランス周りは木材で作っていますが、前にシャッターを付けています.
これからいろいろな研究、実験が進むとシャッターが不要になる日も来るかもしれません.
190428_nanaho.jpg
posted by 小西 けい at 23:43| Comment(0) | 法規etc. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年03月21日

長期優良住宅

先日世田谷区に長期優良住宅の認定申請をしました.
申請のフローは、民間の検査機関に性能適合の申請をして適合証を出してもらい、その書類をそのまま特定行政庁に提出し認定書を出してもらう流れとなっています.
書類は全て民間の検査機関の受領印がある物を提出するのですが、世田谷区で民間検査機関で確認して受領してもらった内容を訂正させられ、その訂正をまた民間検査機関に行ってそちらの書類を訂正しなければいけません.書類を差し替える場合は、民間建設機関に改めて受領印をもらい、行政のほうに提出する必要があります.
とても不思議なシステムで理解に苦しみます.

長期優良住宅の、技術的審査項目は6つあります.
・劣化対策
・耐震性
・維持管理の容易性
・省エネルギー性
・可変性(共同住宅)
・高齢者対策(共同住宅)

技術基準はこちら
https://www.hyoukakyoukai.or.jp/chouki/pdf/choki_gijyutu5.pdf

松田ナオノリさんが設計した築20年ほどになるhouseMで開催されているトークイベントに時々参加させていただいております.
省エネルギー性は全くないですがそれ以外はすべて当てはまりそうで、たぶんどの長期優良住宅よりも魅力的な空間だと思います.
発想を変えることで新しい価値が生まれないかと期待しています.
houseM2019.jpg
posted by 小西 けい at 11:06| Comment(0) | 法規etc. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月24日

エコリフォーム2

2月にエコリフォームのことを調べた時にはそのような記載はなかったのだが、今は使用材料がエコポイント事務局で登録されたものでないと対象にならなくなったようだ.そうすると単にガラスを2重にしてもエコポイントの対象にはならない.シングルガラスを2重に取付ける場合(紛らわしいが複層ガラスではない)はサッシメーカーの内窓しか登録されていないからだ.しかし、関東圏のW地域では省エネルギー基準ではシングルガラスを2重にすれば基準を満たす.サッシメーカーの内窓もこの地域でのガラスは一般のシングルガラスでOKだ.従って例えば既存のシングルガラスのはめ殺し窓の内側に木の押縁でシングルガラスを入れても同じことだが、登録されていないというだけで対象にはならない。
施工も簡単で、廃材もなく、材料も少なくて良い方法がエコ対象にならないのは不思議だ.
この方法でなんとか対象にすることが出来ないか検討しているところ.

既存のはめ殺しガラスのと新規のガラスの間の空気層には乾燥剤を入れている.
double glass.jpg
posted by 小西 けい at 13:15| Comment(0) | 法規etc. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする