2017年02月09日

architecture that inspires

先日、保育園の調査で保育に関する本をいくつか読んでいてその中で子どもの潜在的な能力を自然に引き出す環境が大切ということが書いてありました.それを読んで以前どんな建築が作りたいかと自問した時に出てきたフレーズを思い出しました.

 architecture that inspires people! −人を刺激する建築−

それは建築が面白い形態をしているとかではなく、そこに居ることで今まで気がつかなかったことや考えなかったこと、感じなかったことを体験できる空間のことです.

吹抜けを介して家族の居る場所と子どもの部屋がつながっていたり、外部空間が室内のように組み込まれていたりすることで新しい関係、新しい生活スタイルが体験できると楽しいと思います.

吹抜けに吊るしたモビールが風もないのに動いて空気の対流を感じたり、室内に落ちる影が移動して時間の経過を感じたり.そんな建築をつくりたいと思っています.

そして、それは必ずしも意図したものだけでもありません.設計した住宅のクライアントから「このトップサイドライトから月が楽しめました」と喜んでいただけるのも発見であり、喜びです.

建築は設計者が考えてつくるものだけれど、アートとは違い人の手を借りないと完成しません.また出来上がってからも使う人の手が入り、ずっと成長して行くものだと思っていて、だから設計が面白いと感じます.育って行く過程で様々な発見や新しい体験を提供できるものを作りたいと思っています.

事務所名のg.i.l.は色々な意味があるのですが、その一つがlet it grow−自然に育てー(なぜかひっくり返っているのですが...)です。

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posted by 小西 けい at 09:49| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年11月23日

自然を取り入れるーバランス

稲城は都心より数度気温が低いうえ、山で緑豊かなので今紅葉が真っ盛りです.
その分この季節は休みの日は落ち葉掃除.
先日IHA galleryのシーズンレクチャーの最終回の長谷川逸子さんのお話の中で中国の集合住宅のプロジェクトの話がありました.緑を配置しようとしたら手入が大変だからフェイクの緑でないと許可してもらえなく、それは出来ない、とプロジェクトを降りてしまったそうです.
プロジェクトを降りてしまう長谷川さんの格好良さに感動しながら20年以上前に携わった県営住宅のことを思い出しました.
その時も駐車スペースに樹木を植えたいと提案したら木を植えると鳥が来て車を汚したり落ち葉が苦情の元になるからと反対され、その時は、全く理解できませんでした.
徐々に緑に対しての理解度は増してきましたが、高齢の母が庭仕事をするのを見ると自然を取り入れる方法を緑だけに頼らずメンテナンスも含めてバランスの良い設計が求められるいるように感じました.

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posted by 小西 けい at 10:14| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月26日

お仕事中

家の近くの道路と鉄道に挟まれた緑地に春から2頭のヤギが放牧されています.15年ほど前はここは秋になるとススキで一面覆われ日本の秋の風景が楽しめたのですが、だんだんと外来種がススキに替わってしまいました.
その外来種拡散の対策に登場したのが彼らヤギレンジャー.
近所の保育園や幼稚園の園児が彼らを見にきて喜んでいます.
ゴミも出さず、騒音も出さず、笑みを生むなんて究極の環境対策です.
寒くなって来たのでそろそろ休業.
良い調査結果が出てまた来春また会えることを願っています.
稲城は都心より気温が低く、庭の采振木(ザイフリボク)はもう色づき始めました.

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posted by 小西 けい at 09:20| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月03日

源兵衛川

先日、三島の源兵衛川を訪れる機会を得ました.この川は三島駅近くの皇族の別邸だった楽寿園内の小浜池の富士山の伏流水による湧水を水源とした灌漑用水路です.
企業の水の組み上げなどで水量が激減し、川の汚染もひどくなったそうですが、1990年に源兵衛川親水公園事業の指定を受け流域が整備されたそうです.
季節的なことも相まって親水公園の名の通りたくさんの人が水と戯れていました.
川の中には人が一人通れる飛び石の通路が作られていて水辺を楽しめるウォークウェイができています.
ところどころにすれ違いスポットが作られていてそれが行き交う人たちにささやかな交流の場所を作っているのか微笑ましいです.

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posted by 小西 けい at 10:20| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年08月31日

建築家との家づくり

6月から猛烈に忙しく、気がつくと3カ月間もブログから離れてしまっていました.
先日の杉並区役所での保育園の待機児問題に関するイベントとozoneのセミナーを終えひと息、となりたいところですが、現在進行中の神楽坂の集合住宅やリフォームに引き続き追われています.

セミナーの中で「建築家に家を設計してもらうと自分の要望があまり言えないのですか?」と言う質問がありました.
家づくりの方法はいろいろなものがあります.
一番数としては多いのは
1.ハウスメーカーにお願いする
でしょうか.その他にも
2.工務店にお願いする
3.建築家にお願いする
があります.大きくはこの3つです.
とにかくご自身の手間をかけず早く家づくりをしたいと言う方は1や2をお薦めします。
そして、こんな家が欲しい、こんな居間が欲しい、こんな家族との距離間が欲しいなどお家へのいろいろなご要望がある方こそ建築家と家づくりをしていただきたいと思います.
建築家との家づくりはハウスメーカーや工務店などより時間がかかります.それはいろいろなことなお話をうかがいながら、ご相談しながら作っていくからです.
住宅を設計をすると言うことはご家族のご要望を形にすることだと思っています.
そしてそれぞれのご家族にあったかたち住宅をつくりたいと思っています.

セミナーで紹介させていただいたmadonoie
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posted by 小西 けい at 06:55| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする