2018年09月30日

壁面後退

先日、某区役所主催の建築相談会で相談員をさせていただきました.
その時の相談で、間口が狭いのでなるべく敷地いっぱいに建てたい!隣地境界線と建物の間隔は最低いくつですか?という質問がありました.
これは地区計画などで壁面後退が決められているときは、それに準じなければなりません.それらがない時は、民法で50cmとなっていますが、地域で異なる習慣があったりお隣との合意が取れれば狭く出来ます、と答えると隣は自分所有のアパートなのでくっつけて建てることが出来ますか?となりました.
確かに地区計画などの規制がない場合でお隣との合意があれば、くっつけて建てることも可能で昔から長屋だったところなどは建て替えの際も隔離を取らず建てているところもあります.
しかし、離隔が取れるならば取った方が良いでしょう.建物は長年にわたり使うもので、メンテナンスなどを考えるとそれがしやすいようにきちんと離隔をとる方が良いと思います.また住環境考えてても隣とくっついていると通風が取れずカビなどの発生の原因となります.
では最低でもどのぐらいの離隔を取れば良いのかと言えば、外壁のメンテナンスをするためにも最低でも40cm以上は取っておいた方が良いと思います.
また、建物のまわりは空調の室外機や給湯器の設置場所ともなるので無駄なスペースとは考えず計画するのが重要です.



この住宅は左側の隣地との境界には塀のようなものは設置せず地盤面に境界のみがわかる印を付けています.そしてメンテナンスなどの際には越境して使用しても「お互い様」と合意しています.そうすることで防犯上の弱点になる死角をなくし、かつ、街並もすっきり綺麗になります.
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posted by 小西 けい at 23:52| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年09月10日

室生山上公園 芸術の森-Dani Karavan

先月、奈良を訪れました.
目的は室生寺と室生山です
室生寺は昔、女人禁制だった高野山に対し女性の参詣を許したことから女人高野として親しまれたお寺です.
高低差のある境内に金堂、本堂、五重塔、奥の院などが絶妙に配置されそれらに700段以上の階段が誘います.

室生山には室生山上公園 芸術の森 があります.
ここは、地滑り対策事業の一環で公園整備されたもので、地元の彫刻家 井上武吉氏が、構想した「森の回廊計画」を元にイスラエルの彫刻家 Dani Karavanによる巨大な彫刻で、芸術公園として実現したものです.

環境と一体になりながら迫力のある彫刻は訪れたものを童心に返り、異次元の世界を楽しませてくれます.

国内の他の作品も見に行きたいと思います.
http://sdart.jp/archives/487

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posted by 小西 けい at 16:31| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年08月14日

設備機器 - 節水トイレ

15年前に設計した住宅のリノベーションをしているしています.
当時と比べて様々な新しいものが発売されています.その中でも多いのは省エネ商品.
2020年には戸建て住宅の省エネが義務化されます.これは、住宅を高断熱にしたり太陽エネルギーを使うことで消費エネルギーを節約しましょうと言うものです.
省エネ商品は、この義務化に直接関係するもの例えば高断熱のサッシとかもあれば、そうではないものも沢山あります.
その一つは省エネ便器.少量の水で流すことが出来て水を節約出来る!のがうたい文句ですが、少量の水量で便器からは流せてもその先の配管でもスムーズに流せなくてはなりません.そのため今までよりも排水管の施工には気をつける必要があります.

しかし、リフォームの場合は既に排水管が施工されているのでその配管が省エネ便器に適しているか確認して器具を選定する必要があります.多くの省エネ便器には水量を増やす機能も付いていますが、それでは節水にはなりません.
施工説明書を調べると、
「床下横引き排水管において、勾配1/100, 75A, 2曲がりの排水管で10mの搬送性能が確保されていることを確認し、排水管長さが10mを超える場合でも停滞した汚物は、次回以降の洗浄で順次押し流されていくことを確認しています」
とありました.わかるような、わからないような説明です.排水管のつまりは使用状況によってもかなり変わりますが、水量が少ないのだから物理的に流れにくくなるのは当たり前で、状況によっては節水トイレでも水量を増やさなければならないこともあることを気に留めておく必要があります.

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ラベル:・設備器具
posted by 小西 けい at 22:54| Comment(0) | 家づくり | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月26日

石の街 石の里

先日、宇都宮 大谷を訪れました.
大谷石地下採掘場跡である大谷資料館は前から一度行ってみたかったところですが、宇都宮の方は特に目的もなく、よくある地方都市なのだろうと高を括っていました.(宇都宮のみなさんごめんなさい)
しかし、行きの車中でネット検索をしてみるといろいろ見所があり、宇都宮駅周辺にもたくさんの大谷石の建物が残されていて、中心市街も歩いてみると昔の用水路なのでしょうか釜川という小さい川の周辺も整備され、とても良いところで驚きました.
大谷石という大きな産業が栄えた街なのだと実感しました.

そして、大谷石資料館は圧巻でした.人工的に作られた洞窟ですが、その広大さと人の手の跡が残る石に圧倒されます.
その上外は猛暑なのに採掘場跡は14℃という涼しさ.
外気が中の空気と交わるところは結露して幻想的な涼しげな世界を作っていました.

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宇都宮まちづくり推進機構というところが「石の街うつのみや」という小冊子を作っていてマップもついています.
http://www.machidukuri.org/oya/pdf/ishinomachi_utsunomiya2016.pdf
posted by 小西 けい at 15:40| Comment(0) | できごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月31日

素敵な家族

この5月末で愛犬のシュナウザーが14歳で天国に逝ってから3年になります.
シュナウザーはその子で3代目.気がつくと30年以上シュナと過ごしていたことになります.
3匹ともそれぞれ個性的で楽しい思いでがたくさんあります.1代目の前は猫で、その猫が猫エイズにかかってしまい、同じ家では猫を飼わない方が良いと獣医さんに言われ来たのが1代目でした.2代目は1代目の娘です.
書きながらいろいろ思い出しても本当に思い出が溢れてきます.
猫もおもしろい思い出がたくさん.

3代目は設計の営業活動にも一役かってくれていて、「犬と暮らす家」とか「dog world」などの雑誌の取材に協力してくれました.
そして、素敵な縁を導いてくれているように感じます.


まだblogを始める前の2006年に発売された「犬と暮らす家」
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posted by 小西 けい at 18:57| Comment(0) | 思うこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする